ストロベリーケーキ2(CPなし)
ー ヒロの誕生日まで・・・あと2日!?
どうしよう!もう、時間ないんだけど・・・・。
ネットであれこれ検索してみるものの、余計に迷って決められないまま!
今日もお仕事あるしなぁ・・・。
今日は尊敬するお兄様方とのリハーサル!さすがに遅刻はできないからと、何時もより早めにスタジオ入り。
正直、リハよりヒロのプレゼント選びの方が今の僕には重要なんだけど。
そんなこと、言える訳もないし・・・気乗りしないまま準備に取りかかる。
ー 暫くして、ウツと木根さんが一緒にやってきた。
『『大介おはよー!』』
『あっ!おはようございます!あれ?一緒ですか?ww』
二人一緒って珍しいなと思いながらそう挨拶すると、急にシナをつくった木根さんが、
『実は・・・玄関でウツに待ち伏せされちゃった♪』
と、まるで女子高生のような話し方で答え、それを聞いたウツが
『単にそこで会っただけだ!!』
とこめかみをピクピクさせながら反論している。
そんな二人のやりとりを、僕はただぼんやりと眺めていた。
すると、そんな僕にいち早く気付いたウツから「どうした?」と聞かれて・・・慌ててしまう。
『何でもないですよ!二人のやり取りが漫才みたいだなぁと思って・・・ww』
そう誤摩化してみても、鋭い二人にかなうはずもなく・・・
『大ちゃん、何か悩みでもある?よかったら聞くけど!』
と木根さんからも心配されてしまった。
ー 結局、僕はどうしようか迷った挙げ句二人にプレゼントの相談をすることにした。
『ヒロの誕生日ねぇ・・・。そんな難しく考えなくてもいいと思うんだけど・・・・!』
と苦笑しながらウツが答えれば、
『そうそう!貴水くんの欲しいものなんて分かりきってるしねっ♪』
と木根さん。何だか二人とも答えが出ているよう。
僕は藁をも縋る気持ちで聞いてみた。
『なんですか?ヒロの欲しいものって!』
すると二人が顔を見合わせて、僕を指差した!
『えっ?・・・??』
『だから、大介だよ!ヒロの欲しいものなんてそれ以外ないだろ!』
『うんうん!大ちゃんが居れば貴水くんは喜ぶんだし、いっそ自分にリボンでも巻いてあげればいいでしょ! ベタだけどww』
『そ、そんなことしたら・・・恐ろしいこと言わないで下さい・・・!/////』
『えーっ!だって・・・ねぇ!物より思い出って言うでしょ!形あるものよりさぁ、一緒にいる時間がきっと何よりのプレゼントだと思うよ!仕事じゃない、プライベートな時間!』
『オレもそう思うよ!ヒロってさぁ、仕事とプライベートを分けるタイプだろ?それなら仕事として一緒にいる大介じゃなく、ヒロだけの大介が欲しいんじゃないかな? オレなら欲しいよ!恋人としての相手の時間!』
『恋人としての、僕・・・。そう言えば、最近一緒の時間が多くて気付いてなかったけど、昨日のお泊まりも久しぶりだった!だから僕・・・嬉しくて・・・////』
そうだ、すっかり忘れてた!仕事以外で会う時間ってここの所なかった。だから昨日・・・ヒロはあんなにも嬉しそうだったのかな。
僕の悪い癖、仕事にのめり込むとそれ以外見えなくなって、いつも一緒にいることが仕事なのかプライベートなのかわからなくなる。
ヒロだってそうだ。本当はプライベートな時間も欲しいはずなのに、何時も僕を気遣って僕のしたいことを優先してくれる。
周りが見えなくなる僕と、僕だけを見ていてくれるヒロ。
バランスが良いようで、実はとても不安定な関係。
お互い、もう少し視野を広げたら、何か変わるのかもしれない。
『でも・・・どうやったらいいんだろう?』
特別な日をどう演出するといつもと違う僕たちになるのか、全く検討がつかない。
また考え込んでしまった僕を見て、木根さんが・・・
『オレなら・・・可愛い恰好をした恋人が、何時もしないこととかしてくれたら嬉しいんだけど・・・!』
と言い出し、それに乗ったウツまで・・・
『いいねぇ!ちょっとセクシーな衣装とかで迫られたらイチコロだよなww』
なんて・・・悪ノリして、話がいつの間にかどんな格好が好きか?という方へ逸れていった。
『で、貴水くんはどんなのが好き?』
と木根さんにいきなり話を振られ、僕は返答に困っていると、
『ヒロならやっぱり王道な裸エプロンとか好きかもな!』
・・・ウツのその言葉で、僕は思わずこの前のことを思い出してしまって・・・熱くなった頬を隠すように下を向いた。すると、
『あれ?大ちゃんどうしたの?顔、真っ赤!』
そういうことに敏感な木根さんは見逃してはくれず、思いっきり覗き込まれて目が合ってしまう。
『本当、どう・・・あぁ、そういうことね!ヒロ、もうやっちゃったんだww』
『・・・・///////』
もう、口を開くこともできなくて・・・僕は小さくなっていた。
お願いだから・・・違う話題を振ろうと顔を上げれば、ニヤニヤした木根さんとウツ・・・・・。
ー もうやだぁ~・・・・!!
『とりあえず、リハもしなきゃだし・・・大介、衣装はオレと木根で用意してやるよ!バッチリヒロ好みのやつを!』
という、僕にはどうすることもできないお兄様の声を聞きながら今日も過ぎて行くのだった・・・・。
ー ヒロの誕生日まで・・・あと2日!?
どうしよう!もう、時間ないんだけど・・・・。
ネットであれこれ検索してみるものの、余計に迷って決められないまま!
今日もお仕事あるしなぁ・・・。
今日は尊敬するお兄様方とのリハーサル!さすがに遅刻はできないからと、何時もより早めにスタジオ入り。
正直、リハよりヒロのプレゼント選びの方が今の僕には重要なんだけど。
そんなこと、言える訳もないし・・・気乗りしないまま準備に取りかかる。
ー 暫くして、ウツと木根さんが一緒にやってきた。
『『大介おはよー!』』
『あっ!おはようございます!あれ?一緒ですか?ww』
二人一緒って珍しいなと思いながらそう挨拶すると、急にシナをつくった木根さんが、
『実は・・・玄関でウツに待ち伏せされちゃった♪』
と、まるで女子高生のような話し方で答え、それを聞いたウツが
『単にそこで会っただけだ!!』
とこめかみをピクピクさせながら反論している。
そんな二人のやりとりを、僕はただぼんやりと眺めていた。
すると、そんな僕にいち早く気付いたウツから「どうした?」と聞かれて・・・慌ててしまう。
『何でもないですよ!二人のやり取りが漫才みたいだなぁと思って・・・ww』
そう誤摩化してみても、鋭い二人にかなうはずもなく・・・
『大ちゃん、何か悩みでもある?よかったら聞くけど!』
と木根さんからも心配されてしまった。
ー 結局、僕はどうしようか迷った挙げ句二人にプレゼントの相談をすることにした。
『ヒロの誕生日ねぇ・・・。そんな難しく考えなくてもいいと思うんだけど・・・・!』
と苦笑しながらウツが答えれば、
『そうそう!貴水くんの欲しいものなんて分かりきってるしねっ♪』
と木根さん。何だか二人とも答えが出ているよう。
僕は藁をも縋る気持ちで聞いてみた。
『なんですか?ヒロの欲しいものって!』
すると二人が顔を見合わせて、僕を指差した!
『えっ?・・・??』
『だから、大介だよ!ヒロの欲しいものなんてそれ以外ないだろ!』
『うんうん!大ちゃんが居れば貴水くんは喜ぶんだし、いっそ自分にリボンでも巻いてあげればいいでしょ! ベタだけどww』
『そ、そんなことしたら・・・恐ろしいこと言わないで下さい・・・!/////』
『えーっ!だって・・・ねぇ!物より思い出って言うでしょ!形あるものよりさぁ、一緒にいる時間がきっと何よりのプレゼントだと思うよ!仕事じゃない、プライベートな時間!』
『オレもそう思うよ!ヒロってさぁ、仕事とプライベートを分けるタイプだろ?それなら仕事として一緒にいる大介じゃなく、ヒロだけの大介が欲しいんじゃないかな? オレなら欲しいよ!恋人としての相手の時間!』
『恋人としての、僕・・・。そう言えば、最近一緒の時間が多くて気付いてなかったけど、昨日のお泊まりも久しぶりだった!だから僕・・・嬉しくて・・・////』
そうだ、すっかり忘れてた!仕事以外で会う時間ってここの所なかった。だから昨日・・・ヒロはあんなにも嬉しそうだったのかな。
僕の悪い癖、仕事にのめり込むとそれ以外見えなくなって、いつも一緒にいることが仕事なのかプライベートなのかわからなくなる。
ヒロだってそうだ。本当はプライベートな時間も欲しいはずなのに、何時も僕を気遣って僕のしたいことを優先してくれる。
周りが見えなくなる僕と、僕だけを見ていてくれるヒロ。
バランスが良いようで、実はとても不安定な関係。
お互い、もう少し視野を広げたら、何か変わるのかもしれない。
『でも・・・どうやったらいいんだろう?』
特別な日をどう演出するといつもと違う僕たちになるのか、全く検討がつかない。
また考え込んでしまった僕を見て、木根さんが・・・
『オレなら・・・可愛い恰好をした恋人が、何時もしないこととかしてくれたら嬉しいんだけど・・・!』
と言い出し、それに乗ったウツまで・・・
『いいねぇ!ちょっとセクシーな衣装とかで迫られたらイチコロだよなww』
なんて・・・悪ノリして、話がいつの間にかどんな格好が好きか?という方へ逸れていった。
『で、貴水くんはどんなのが好き?』
と木根さんにいきなり話を振られ、僕は返答に困っていると、
『ヒロならやっぱり王道な裸エプロンとか好きかもな!』
・・・ウツのその言葉で、僕は思わずこの前のことを思い出してしまって・・・熱くなった頬を隠すように下を向いた。すると、
『あれ?大ちゃんどうしたの?顔、真っ赤!』
そういうことに敏感な木根さんは見逃してはくれず、思いっきり覗き込まれて目が合ってしまう。
『本当、どう・・・あぁ、そういうことね!ヒロ、もうやっちゃったんだww』
『・・・・///////』
もう、口を開くこともできなくて・・・僕は小さくなっていた。
お願いだから・・・違う話題を振ろうと顔を上げれば、ニヤニヤした木根さんとウツ・・・・・。
ー もうやだぁ~・・・・!!
『とりあえず、リハもしなきゃだし・・・大介、衣装はオレと木根で用意してやるよ!バッチリヒロ好みのやつを!』
という、僕にはどうすることもできないお兄様の声を聞きながら今日も過ぎて行くのだった・・・・。
ー ヒロの誕生日まで・・・あと2日!?